まず、葬儀場と式場についてですが、明確な違いがあるわけではありません。
一般的には、民営の葬儀場のことを式場と呼ぶことが多くなっています。ただし、民営の葬儀場はその他にも、セレモニーホールやメモリアルホールなどいくつかの呼称があります。
一方で、自治体が運営してる公営の葬儀場は、斎場や聖苑と呼ばれるケースが多いみたいです。
葬儀場を大別すると、「公営斎場」「民営斎場」「貸し斎場」の3つの種類に分けられます。
前述したように、公営斎場は自治体が運営しており、その自治体に住んでいる人向けの斎場です。利用料が安いのが特徴ですが、それもあって利用希望者が多く、予約を取りにくくなっています。
民営斎場は、主に葬儀社が運営しています。葬儀場と葬儀の運営会社が一体となっていることから、やりとりもスムーズにいきやすいです。
貸し斎場とは民営斎場の一種で、首都圏でよく見られる葬儀場の形態です。
主に寺院が境内に設けている葬儀専用の会館を借りる形となっており、公営斎場よりも葬儀のアレンジがしやすくて予約も比較的取りやすい点が特徴です。ただし、公営斎場と比べると料金は高くなります。
葬儀場は各地にたくさんあるため、どのエリアで葬儀を行うかを明確にしたうえで候補を絞りましょう。
インターネットを上手く利用して、候補についての口コミや評判を調べるのもよい方法です。口コミなどを参考にしていくつかの候補に絞ったら、実際に見学してみましょう。基本的に葬儀場は事前予約をすることで見学できます。
見学するときには、立地や駐車場の有無、施設の設備環境や周辺環境などを細かくチェックしましょう。